家族が危篤になったとき、どこまで連絡すれば良い?どのように看取れば良い?

家族が危篤になるということは、人生においてそう多くはありません。

それに、なかなかそういったことを考えたくないという人が大半だと思います。

だからこそ、いざという時にどうしたら良いかわからないという方がたくさんいらっしゃいます。

そこで本記事では、家族が危篤になった場合、どこまで連絡すれば良いのか?どのように看取れば良いのか?を解説します。

この記事で解決する疑問
  • 家族が危篤になったらどこまで連絡したら良い?
  • 連絡する際は何を伝えたら良い?
  • いざというときはどのように看取れば良い?

筆者は、現役のお坊さんで、よく家族が危篤になった際のときのことをよく相談されます。

実際に家族が危篤になった場合は、「どうすれば良いのか?」と慌ててしまって、混乱し正常な判断ができなくなるという方が多いです。

そのような状態で、判断をしてしまうと取り返しがつかないことになることも。

考えたくないかもしれませんが、あらかじめ家族が危篤になった際のことを考えておけば慌てずに対応することができます。

本記事が少しでも、そういう方のためになればと願っています。

目次

家族が危篤になったとき、どこまで伝えれば良い?

まず危篤かどうかの判断は、病院の医師が行います。そのため、危篤になったかどうかは病院の主治医から連絡を受けることがほとんどです。

もし、自宅で倒れられた場合などは、すぐに119番通報を行い、救急車を呼びましょう。

「お父様の容態が急変しました。明日までもたないかもしれません。すぐに病院までお越しください」

病院からの危篤の連絡は突然ですから、ほとんどの人が慌ててしまうことでしょう。

  • 「誰に連絡すれば良いんだろう?」
  • 「最悪の場合は、どうしたら良いんだろう?」

と多くの人が短い時間で悩むことになります。

病院に向かう前に近しい人に連絡を

大切な方が危篤のときは、病院に駆け付けるということはもちろん大切ですが、その前に近しい人にまず連絡をするようにしてください。

なぜなら、病院へ行ってから連絡するのでは、他の人が病院へ間に合わない可能性が出てきてしまうからです。

主治医から連絡が来たということは、かなり危険な状態ですので、迷わず他の家族の方にも連絡をするようにしましょう。

しかし、その際に悩むのがどこまで連絡をすれば良いのか?ということです。

スマホや電話帳片手に誰にかけていいのか悩んでしまっていては時間がどんどん過ぎ去ってしまいます。

結論から言えば、危篤の際に連絡をするのは、家族等のごく親しい人だけで十分です。

今はLINEなどがあるので、万が一のことが予想される場合は家族用の連絡グループを作成しておくとすぐに病院に駆け付けることができます。

一人一人に電話をかけるという方法ももちろん可能ですが、人間は慌てると判断力が鈍ってしまいます。

もし声をかけるのを忘れてしまっていた場合、なんで危篤のときに連絡をくれなかったのかと後から責められてしまうこともあるかもしれません。

そのため、電話でかける場合でも、あらかじめ連絡帳リストを作成しておくと慌てなくて済みます。

連絡する伝える内容

連絡する人が決まれば、連絡をすることになりますが、その時にも慌ててしまいがちです。

電話をかけたはいいけど、「父さんが危ない状態らしい。すぐ来てくれ」だけでは「どこに行けば良いのか?」とわからなくなってしまいます。

実際そんなことあり得ないと思われるかもしれませんが、「急いで向かわないと!」と慌てている状態だと上手く伝えられないという方も多くいらっしゃいます。

要点をメモしてそれを読み上げるという方法が間違いもなく確実です。

最低限、下記の事柄を落ち着いて伝えてください。

  • 危篤者が入院している病院の名前
  • 病室番号
  • 電話番号
  • 住所(無くても良い)

多くの人に声をかけすぎない

多くの人に看取って欲しいと思って、片っ端から友人・知人まで声をかけるという人が時々いらっしゃいます。

しかし、最後の看取りの際に多くの人に声をかけるのは、あまりオススメできません。

なぜなら病室のスペースというのは限られているため、肝心のごく親しいご家族が、最後を看取ることができなくなってしまうかもしれないからです。

ご家族にとって、大切な方の最後を看取れないということは、後々大きな後悔を残すことがほとんどです。

できるだけ多くの人に声をかけるというよりは、ごく親しい、普段からたくさんの接点があったご家族だけにした方が、大切な看取りの時間を静かに過ごすことができます。

家族が遠方に住んでいる場合は連絡するべき?

現在は、兄弟姉妹やお孫さんなど、家族・親族が遠方に住んでいるケースも多いと思います。

実際、連絡するべきかどうかは正解はありませんが、親しい間柄であれば、連絡する人の方が多いです。

ごく親しいご家族であれば、大切な方の最後を看取りたいという気持ちは強いと思いますので、連絡しても全く問題ありません。

しかし、遠方の親戚や友人・知人の場合であれば通夜・葬儀の日程が決まってから連絡するということでも遅くはありません。

最近では、葬儀会場や火葬場の空き状況により、亡くなってから通夜葬儀を行うのが一週間程度後になるというケースも多くなってきています。

そうすると、わざわざ遠方から来てもらっても、通夜葬儀まで時間が空いてしまうため、一度自宅へ帰らないといけなくなったりする場合もあります。

そのため、遠方に住んでいる方に声をかけるかどうかは慎重に判断しましょう。

看取りは静かに

万が一のことが気になって、看取りに集中できないという方も非常に多くいらっしゃいます。

しかし、大切な方が息を引き取る瞬間というのは、一度きりしかありません。

看取りを行う際は他のことを一切気にせず側にいてあげることを優先させてください。

立ち会うことができる時間は、非常にわずかですので、可能な限りご家族全員で立ち会うことが望ましいです。

そのためにも、前もって連絡を取る人を決めておくのは非常に重要なことになります。

最後に間に合わなくても自分や他人を責めない

繰り返しになりますが、息を引き取る瞬間というのは、一度きりしかありません。

時間を巻き戻して、最後の瞬間に立ち会うということは不可能です。

しかし、自宅が病院から遠方にあったり、道が渋滞していたり、危篤の連絡を受けてすぐ駆けつけたとしても間に合わないということも十分あり得ます。

もし最後の瞬間に間に合わなかったとしても、決して自分を責めないでください。

また危篤の連絡をした他の誰かが間に合わなくても同様に責めてはいけません。

息を引き取る瞬間というのは、一度限りではありますが、その後の大切な方との時間は火葬が終わるまで続きます。

自分や他人を責めるより、亡くなられた大切な方との時間を大切にしていただければと思います。

亡くなられた方も立ち会えなかったことで、ご家族同士が責め合う姿を見たいとは思わないはずです。

そのことを十分心に留めておいてください。

まとめ

以上がご家族が危篤になったときに行うことです。

大切なご家族が危篤になったときはどうして良いのかわからないという人は多くいらっしゃいます。

危篤の連絡は突然なので、慌ててしまうことがほとんどです。

慌ててしまって大切な方との時間を、無駄にしてしまうよりかは、あらかじめ考えておいてゆっくり静かな時間を過ごしてあげることの方が大切なのではないでしょうか。

本記事が、少しでもお役に立てればと思います。

※本記事の内容について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性を保証するものではありません。特に宗派や地域慣習によって大きく左右される事柄もございますし、個々人の宗教観によっても意見が違う場合も多々ございます。本記事の内容を参考にされる場合はあらかじめご注意ください。

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