安易に直葬を選んではいけない理由!後悔する可能性が高いです

葬儀の形態は昔と比べて大きく様変わりしました。

昔は盛大に葬儀を開いて、家族だけでなく友人や会社関係と大勢の人に声をかけるのが一般的でした。

昨今では家族葬といった小規模な葬儀から、直葬というごく簡単なものまでさまざまな選択肢を取れるようになりました。

しかし、安易に直葬だけは選ばない方が良いです。ただ安いというだけで選んでしまった結果、後悔してしまうケースが後を立たないからです。

本記事では簡単だからといった理由で安易に直葬を選んではいけない理由を解説します。

本記事で解決する疑問
  • 直葬ってどんな弔い方?
  • 直葬は止めた方が良い?
  • 直葬で起こるトラブルとは?

直葬は手軽で非常に安価な分、選択する人が多くなってきています。

もちろん安いのには越したことはありませんが、安いのにはそれだけの理由があるのです。

目次

直葬とは?

まず直葬とは何か?を簡単に説明します。

直葬とは、「直に葬る」という文字の通り、通夜・葬儀・告別式などを行わず、そのまま火葬を行う方法です。

つまり、病院で亡くなった場合、そのまま直接火葬場に搬送され、火葬の時間まで安置室に安置されます。

元々は、身元不明などの特殊なケースのときに用いられる方法が直葬でした。

しかし、火葬のみで済み、実質搬送費用と火葬料金のみしか費用が発生しないため、さまざまな経済的事情を抱えた人が利用するようになったという背景があります。

あっけなさすぎて後悔する家族が多数いる

上記のように、「直葬」は火葬だけで済むため、非常に安く、簡単に済ませることができます。

遺言で「直葬」にして欲しいと故人からお願いされるケースも現在では増えてきているようです。

しかし「直葬」は、本当に火葬するだけなので、非常にあっけなく終わってしまいます。

多くのご遺族の方が、「こんなにあっけないの?」と思うくらいあっけないです。

それこそ故人とのお別れの時間をほとんど取ることができません。

通常の通夜・葬儀の場合だと、葬儀の前後で亡くなられた方と対面して、お別れの時間を一緒に過ごすことができますが、直葬の場合だとその時間も非常に限られているのです。

なぜなら、火葬の直前までご遺体と対面することができないことが多いからです。

直葬の場合だと、火葬が行われる直前10分〜30分ぐらいしか、生前の姿でお別れする時間は無いと思っていた方が良いです。

さらに「直葬」は、本当にただ火葬するだけなので、非常に作業的に写り、ご遺体を物として扱っているように感じる方も少なくありません。

後々になって、

  • 「本当にこれで良かったのだろうか?」
  • 「きちんとお別れできなかった」

と、強い後悔に苛まれるご遺族の方も非常に多いのが現状なのです。

火葬が終わってしまってしまえば、もうご遺骨だけになってしまい、生の顔を見てお別れを言うことはかないません。

通常の葬儀が、体力・精神的にも遺族にとって大きな負担になるというのは事実ですが、大切なお別れの時間でもあります。

経済的にどうしてもという場合でも、取り返しが付かない分、「直葬」に関しては慎重に選んだ方が良いと思います。

親族とトラブルになるケースも

「直葬」は、今までの葬儀と形態があまりに違うため、さまざまなトラブルに発展することもあります。

その一つが親族とのトラブルです。

ごく親しいご家族の中で話し合い「直葬」を選んだとしても、他の親族から「なぜ葬儀をしなかったのか?」と詰め寄られるケースをよく聞きます。

大切な故人との別れを、そんな簡単に済ませて良いのか?と疑問に思う人も多いのが現状なのです。

そのため、やむをえず「直葬」で行う場合は、家族だけでなく親族内でも伝えておいた方が後々のトラブルを防ぐことができます。

結局葬儀を行うこともある

「直葬」は、上記で説明したように、非常にあっけなく終わってしまうので、後悔するご家族が多いということは説明しましたね。

そうすると「やっぱりきちんと葬儀を行いたい」と考えるご家族も多いのです。

また親族にも「やっぱり後からでもちゃんとした方が良いんじゃない?」と言われて考え直すご家族もいます。

そのように思われたご家族で、後から再度葬儀や告別式を執り行ったということも実際あるのです。

結局費用と手間は、通常の通夜・葬儀を行ったのと変わりません。

むしろ、再度人を集める分、余計に手間と費用がかかるかもしれません。

ちょっと「直葬」を考えているというくらいであれば、後々色々と悩むことがないきちんとした葬儀を行った方が良いケースもあるのです。

菩提寺とトラブルになるケースも

もう一つ、トラブルになる可能性があるのが菩提寺とのやり取りです。

「直葬」では、そのまま火葬するため、僧侶を呼ばないというケースが多いです。

そうすると、納骨の際に困ったことになることがあります。

例えば、先祖代々のお墓が寺院が運営する墓地にある場合、「戒名」「法名」が付いていないと受け入れることができないと言うことになっている所もあります。

通常、「戒名」「法名」は、葬儀の前に付けてもらうことになるのですが、「直葬」の場合付けることがありません。

そのため、結果的に先祖代々のお墓に入れないということにもなってしまうのです。

ご住職によっては、葬儀を行っていないなら納骨することはできないということも聞いたことがあります。

もちろん後から「戒名」「法名」を付けることも可能ですが、ご住職によっては難色を示される場合もあり得ます。

また、同じ理由で、一周忌・三周忌などの法事を行う際も、基本的には「戒名」「法名」が必要になってきます。

そのあたりを良く考えずに、安易に「直葬」を選ぶと、トラブルに発展することがあるので、慎重に判断を行いましょう。

まとめ

以上が、「直葬」を安易に選んではいけない理由です。

「直葬」は葬儀社でもあまり推奨してはいないところもあります。

安さばかりに目がいってしまいますが、安いということはそれだけ色々なものが除かれているということです。

その色々なものの中には、重要なものが抜け落ちてしまっていることもあるのです。

最終的に選ぶのは、ご家族ごとの判断によると思いますが、慎重にご判断いただければと思います。

※本記事の内容について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性を保証するものではありません。特に宗派や地域慣習によって大きく左右される事柄もございますし、個々人の宗教観によっても意見が違う場合も多々ございます。本記事の内容を参考にされる場合はあらかじめご注意ください。

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